HP部屋
□努力の人
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「なんだか僕、セブルスに嫌われる一方な気がする…」
グリフィンドールの談話室。
意味も無くピーターにコブラツイストを仕掛けながら、ジェームスはため息混じりに呟いた。
「…え？いきなり何？」
ジェームスを制止するのを諦め、本を読み始めていたリーマスが驚いたように顔を上げる。
「聞いてくれるの？優しいなぁ、ムーニーは」
そう言いながら、より一層強い力でピーターを締め上げる。
一際、甲高く叫び声を上げた後、ピーターは崩れ落ちた。
「…またそういう事を…」
非難がましい視線でリーマスはジェームスを見やるが、当の本人は聞いちゃいない。
嬉々として、リーマスの隣に腰掛けた。
「おい、コレ片せよ」
ピーターに躓いたシリウスが邪魔くさそうな声を上げながら、リーマスの向かい側の席に座った。
「あぁ、そのうち目ぇ覚ますよ。それよりムーニー聞いてくれよ。パッドフットも」
「なんだよ？プロングス」
シリウスの声色は明らかに面倒くさそうだったが、ジェームスは全く気にせず話し始める。