08/07の日記

00:24
第7話
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「ぼろいアパートやなぁ…。」

清純は、古いアパートの一階に住んでいた。

「しかも片付けしてへんしな…。」

侑士は散乱する服やカップラーメンを拾いながら行った。

「男の一人暮しなんてそんなだよ。」

片付けもそこそこに、侑士は立ち上がった。

「なぁ、シャワー浴びてきてえぇ?」

色気を漂わせる侑士の仕草に、清純はコクリと頷くしかなかった。


それから数分後、侑士が風呂からあがると、清純は一人テレビに向かっていた。

「何してるん?」

「格闘技のゲーム。対戦してみる?」

清純が侑士に操作機を手渡すと、侑士はキョトンとした顔で、それをいじる。

「…?侑士君ゲームやった事ないの?」

「あぁ…テレビでしか見た事あらへん。それにこんなんしないで、実際にやればええやん?」

真面目に話す侑士に、清純は笑った。

「侑士君て面白いね。あーもう疲れたし寝よっかな♪」

「ほな、俺、ここで脱いでええ?」

「へ?」

「へ?やないやろ。はようしよ言うてるんや。」

侑士は鉄パイプでできた簡易ベッドに横になると、清純を誘うような瞳で見つめた。

「なぁ…はよ抱いてや」

「やっぱり侑士君て面白いね。俺床で寝るから、侑士君ベッドで寝てよ。んじゃ、おやすみー☆」

そう言うと清純は眠ってしまった。

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