08/08の日記

23:38
第八話
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「変な奴やなぁ…。」

自分を抱かない清純に疑問を抱きながらも、侑士は眠りについた。


翌朝侑士が目を覚ますと、すでに彼の姿はなく、ちからったままの机の上に、パンが3つ置いてあった。

「何やこれ朝飯か?」

侑士はそれを食べると、部屋を散策し始めた。

「何やスーツもあらへんし、パソコンもあらへん…。あるんはコンビニの給料袋。ちゅー事は、コンビニ店員のフリーターか。」


侑士は部屋の片付けをすませると、机の上にあった鍵で戸を閉めると、外に出た。
行くあてもなく歩いていると、コンビニがあり、侑士は中に入ってみた。

「いらっしゃいま…侑士君?!」

レジにいたのはあの清純で、侑士の元へと駈け寄る。

「キヨはここで働いてるん?」

「うん。ごめんね、侑士君よく寝てたから、起こしちゃ悪いかと思って。」

「気ぃつかってくれてありがと。キヨは何時にバイト終わるン?」
「今11時50分だから…あと十分!もしよかったらこの後どっかに食べに行かない?」

「ほな、コンビニで待っててえぇ?」

「うん☆」


侑士は商品を見つつ、清純を観察していた。

(手つきも手慣れとる…やっぱり俺の勘違いやったか…。)

清純の仕事が終わると、二人は近くのファミレスに入った。

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