07/04の日記
21:53
ロミオ†ジュリエット
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「景…吾…?」
侑士が目を覚ますと,目の前には愛する景吾がいた。
しかしその体はすでに冷たく,その手には空になった薬の瓶が転がっていた。
「毒…?景吾っ?!景吾っ…!!起きて…!!嫌やっ…!!何でっ手紙届いたやろ…?!」
しかし侑士がどんなに喚こうが,景吾返事をしなかった。
「嫌や…俺ん事置いてかんで…!!俺っ…景吾と一緒なら地獄でも何処でも行くから!!」
侑士は涙をぐっと拭うと,景吾にキスをした。
「これぐらいの薬じゃ,死ねへんね…。」
おだやかな笑みをした侑士は,景吾の腰につけられた短剣を抜き取り,その胸を突き刺した。
「いつまでも一緒やで?…景吾…愛しとる…。」
侑士は景吾の胸にそっと抱き着くと,静かに瞳を閉じた。
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