忍受小説

□忍足は魔女♂
2ページ/8ページ

忍足がうとうとし始めた頃、後ろからなにかが近寄って来た。

(なんやろか…。)

「ふぁら〜。」

(な…なんや今の不気味な鳴き声…!化け物?!)

「ふぉあら〜!!」

化け物はさらに大きな声で鳴いた。忍足がおそるおそる振り向くと、

「ふぁら〜vV」

「キ゛ャー…!!」

そこには巨大たぬきが!

(…って、よくみたら青学の越前とこの狸猫やないか…。)
忍足がどきまぎしていると、越前の狸猫=カルピンは忍足にくっついてきた。

「ほぉあら〜Vv」

(何て言うとるんやろか?猫語のわかる薬飲んどけばよかったわ…。)

忍足は、しきりに忍足にくっつき何かを話すカルピンにようやく、カルピンが自分に好意を持ってる事に気がつく。

「ミャ〜オ…《もしかして口説いとる?》」

「ほぁら〜Vv」

カルピンは嬉しそうに鳴いたので、どうやら侑士の言葉をカルピンは理解できるらしい。

そして急に立ち上がったかと思うと、俺にすりすりしてからベランダのさくに飛び乗ってから、忍足の顔を見た。どうやらついてこいと言っているらしい。

忍足は興味本位で、カルピンについていく事にした。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ