07/30の日記

02:30
番外編ジロ×ユウ
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ユウ→5才




…今日は、ユウが一人でお留守番です。

「おるすばんやだなぁ…。」

ユウはベッドの中に潜り込みました。

「寝ちゃえばへーきだもん。。。」

そこへ…

ピンポーン

誰かが来たようですが、

「誰だろ…。…ママはさっきお買物に行ったばかりだし、パパはおしごとだし、ケイちゃんが英語のお教室から帰ってくるのは四時だし…。」

ベッドの棚の時計を見ますが、短い針は今だ“3”を指しています。

「おおかみさんだったらどうしょう…。ユウの事食べにきたんだ。…ケイちゃん、早く帰ってきてよぉ…」

ユウは泣きだしました。
ピンポーン

『あれ?ユウちゃーん?!いるよね?ジローだCー。』

玄関口からは聞き覚えのある声がします。

「…ジロちゃん?」

ユウは恐る恐ると玄関口のドアノブに手をかけました。ですが、ユウの頭にはおーかみと7匹のこやぎのお話がよぎったのです。

「…ほんとにジロちゃん?」

『そうだよー。どうしたの?』

「…ジロちゃんが好きことは…?」

『?…寝ること。』

「じゃ、好きな食物は?」

『ひつじー。』


ガチャ。


ぽふ。

「ユウちゃん?」

「ジロちゃん!!」

ユウはドアを開けると、ジローの胸に飛びこみました。

「ユウちゃんどうしたの??」

「ジロちゃん…!ユウ、ジロちゃん事好き。」

「…俺もユウちゃんの事好きだよ?」






ジローはユウを抱き上げると、靴を脱ぎ、部屋に入りました。

「…それはどれくらいの“好き”なの?」

いつのまにか寝てしまったユウをベッドに下ろしジローは、その小さな頬にキスをしました。

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