野球
□幸せの小道
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「御柳〜そろそろ帰りングしよゔ〜?」
何時ものように白春は御柳に声を掛ける。
「あ…先輩…今日は…」
「何かありング?」
「バイト決まったんで書類取りに行くんスよ」
「ほーいいングなぁ゙…御柳…」
「そっスか?」
羨まし気に言う白春に御柳は相槌を返す
「ん゙〜でも今日帰り寂しいングなぁ…」
白春は悩んでいたようだがしばらくして…
「やっぱ俺も行ぐ!」
「行くって…チャリ一つしか無いんスけど」
「ん〜ど…そうだべ!俺が後ろさ乗りング!」
10分後、華武高校自転車置場には…
結局白春を乗せて行く事になったらしい御柳の姿があった。
「御柳〜お待たせ〜ング!」
「本当に行くんスか?第一先輩ん家と逆方向っスよ?」
「ちゃんと電車で帰りングするから平気だべ!」「…」
どうやら御柳は白春のこの勢いに負けたらしい。
(まぁ、ソコが可愛いんだけど…先輩とも一緒にいられるし?)
「それじゃ先輩行きますよ?」
「ゔん!」