野球
□コトノハ
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「よかった〜ちゃんと来た〜」
そう言った彼の視線の先には屑桐無涯、その人がいた。
「ふざけるな…時間を考えろ」
かなりご立腹のようである。
「たまにはいいじゃん〜」
今の時間は十二時過ぎ。彼を怒らせるには十分な時間だった。
「フン…」
「悪かったってば〜でもどうしても無涯に会いたかったんだもん〜」
そう言われて屑桐は照れたのか赤くなる。
「あ〜赤くなってる〜♪もしかしてびみょ〜に照れてる?」
「う…うるさい!と…とりあえず行くぞっ…!」
冬の夜、澄んだ空気、晴れた空の瞬き。
そして隣には愛しいヒト