野球
□夏色花火
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午後九時。
…それは突然だった。
『無涯さん!花火、しましょうや!』
「は?」
『だから、花・火!』
突然電話を掛けてきたと思えば何故花火なんだと疑問をぶつけようとしたが、一瞬早く遮られてしまう。
『俺、公園で待ってますんで。来て下さいね!』
「お…おい…っ!」
ガチャッ…ツーツー
「……
」
反論もつかの間、電話は切れてしまっていた
こうなってしまった以上、ヤツは何を言っても聞く事は無い事は良くわかっていた為、渋々ながらも、近所の公園へと向かった。
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