Story of DISSIDIA FF

□Another ep001:戦いの後に
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※ ※ ※

コスモスが遺してくれたクリスタルをその手に、ついにカオスとの戦いに決着をつけ、世界を救ったWoLたち。
だが、カオスが自らの滅びと引き換えに仕掛けたトラップ、次元の歪みと言うべき『時空乱流』によって彼らは飲み込まれ、たどり着いたところはリエール・クラウドの住まうFF7の世界であった。

ほかのメンバーは元の世界に戻れずに途方にくれるが、ティーダやバッツらの提案によって、一緒に苦楽をともにしてきた仲間とあっさり別れるのもなんだし、元の世界に帰るまでは当分付き合いも続くってことで、リエール・クラウドの仲間の一人であるティファの粋な計らいもあり、セブンスヘブンにて祝勝会を開くこととなった。

席順は以下のとおり。

お誕生日席:WoL
WoLから見てロングテーブル左側手前より、ジタン・ティーダ・バッツ・オニオンナイト・ティナ。
右側手前より(クラウド)・リエール・フリオニール・セシル・(スコール)。
※ただしクラウドとスコールは途中で戦線離脱、カウンター席でしっとり(どんより?)とお酒をたしなむことに。

WoL「――それでは諸君。
この度の戦いは、諸君らの協力もあり、無事に打倒カオスの目標を果たし、世界を救うことができた。
諸君の力添えにはコスモスに代わり心より感謝の意を申し上げたい」
バッツ「別にそんなこと気にすんなって。
それより前置きはどーでもいいから早く飯食おうぜっ!
俺ハラへっちゃってさ〜」
WoL「黙れ、底なし胃袋猿が。
お前は鉛の弾でも食ってろ」
どこからともなく一体どこに隠していたのか、鎧のどっかから銀色の昇霊銃(笑)を取り出し、その先をバッツに向けるWoL。
バッツ「ちょ、ちょっと待てって!
さんぞ…じゃなかった、それ別の漫画だしっ(汗)!」
WoL「こういうときこそ段取りというのは非常に大切なんだ。
お前は相変わらずどこ行ってもKYなのは変わらんな」
バッツ「ひっでー!
そこまで言わなくったっていいじゃん!」
ティーダ「まーまー、二人とも落ち着くッス。
せっかくのティファとリエールたちが作ってくれた飯がさめちゃうッスよ」
リエール「ねー、フリオ。
…WoLのあの鎧の中って一体誰が入ってんの?
本人はドコ?
別人?」
フリオニール「…あまり深く考えるな。
そこは触れてはならない領域だ」
リエールが不思議そうにふーん、と最愛の彼氏の言葉に相槌を打つ中。
DISSIDIAストーリーでは、はじめは元恋人であったセフィロスに対し後悔の念と歪んだ愛情を抱き、一時は仲間たちと敵対はしたもの、フリオニールの強さと仲間を信じ思う優しさ、何より真っ直ぐで熱く純粋な想いに次第に心惹かれ、二人は今では仲間たち公認のアツアツカップルとなっている。
そんなリエールの出で立ちは普段のアーマー姿ではなく、胸元が大きく開いた紫のカシュクールと白いミニのタイトスカートという艶めかしいスタイルで、服からのぞく彼女の豊満なバストがすでに男どもの理性を着実に刺激しつつあるのは言うまでもない。
(特にフリオは気になってしょうがないらしい・笑)

果たしてこの宴が終わるまで、フリオニールがあと何回唾を飲み込めばいいのかはさておいて。

WoL「――それでは、皆のたゆまない未来とこの勝利を祝して、乾杯!」

全員「かんぱーいっ!!」

グラスとグラスが重なり、にぎやかな音が奏でられてつかの間の休息――盛大な飲み会はついにスタート。

方々で自らの冒険話や自慢話・苦労話などで大いに笑い・涙をし、和気藹々と盛り上がる中。
リエールはというと、あれこれつまみながらも次々と洋酒を飲み干し、それはすでに二桁に突入。
隣のフリオニールも、クラウドから事前に話は聞いてはいたものの、リエールの豪快な酒豪っぷりにはさすがに驚いたようだった。
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