長編小説
□空を見上げれば…
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そこに立っていたのは、響にとってあまりにも意外な人物…。
「…お母さん…」
そう…立っていたのは今日の実母だったのだ。
「会いたかったわ…響…」
合わせていた視線を反らした響に母親は思わず、苦笑いをしてしまう。
「驚いたわ…何となく懐かしくなって…この公園に来てみたら、響がいるんだもの」
嬉しそうに眉を下げながら少しずつ響に歩み寄って行く。
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