長編小説
□空を見上げれば…
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お風呂から上がった宗弥が、響が何処にいるのか確認するように、辺りを見回した。
「いた…」
響の姿を確認し、ゆっくりと近付いていく。
すると、響が思った以上にソファーの座り心地は良かったようで、響はソファーに深く沈み込み寝息を立てていたのだった。
「俺…そんなに、長く入ってたかぁ?」
幸せそうな寝顔の響を見ながら呟いた宗弥の顔は微笑んでいた。
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