長編小説
□空を見上げれば…
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このまま、寝かせておこうと決めた宗弥は、ソファーの目の前の机に置いてある、ノートパソコンへ向かい座った。
(あれ?電源付けっぱなしだ…)
出掛ける前に切ったつもりだったようだが、目の前にあるパソコンが、勘違いだったことを証明していた。
マウスを動かし、スクリーンセーバーを解除すると、メールの受信画面が現れる。
開いたままのメールの差出人は、宗弥の見慣れた名前…大学の友人からだった。
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