長編小説

□空を見上げれば…
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「小さい時…よく遊んだんだよねぇ…」

そう言いながら、誰もいない公園の成長した響には、小さく見えるブランコに腰を下ろした。

あの街を出てしまってから、響の記憶は少しずつだが…

小さい頃の記憶から、確実に戻っていた。

自分のフルネーム・家族・思い出の場所…。
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