長編小説
□空を見上げれば…
3ページ/11ページ
響は軽くブランコを揺すりながら、この公園にある思い出を懐かしく思い、瞳を閉じた。
思い出の中…自分の隣には必ず母親の姿があった。
「今、どうしてるんだろう…」
先ほどの宗弥とのやり取りの後から、涙腺の弱くなっていた響の瞳からは再び涙が流れ出していた…。
「響?」
聞き慣れた懐かしい声に涙を拭いながら、響が振り返る。
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ