過去版・妄想小説4*

□●双極性恋愛症候群●
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●双極性恋愛症候群●



 結局、全ての原因を辿ればその要因は明らかになるのだけど。


『眠れないんだ、ラクス。』

『・・・・・・・・・まあ、キラ。大丈夫ですか?』


 愛してるから、なんて。


 ラクスはアスランとの永遠を誓う少女であること。
 それに関わらず、真夜中の僕の訪問に微笑みを称えて部屋に招き入れてくれたこと。
 隣の部屋には、アスランがラクスを思いながら満ち足りているということ。


 全てが絡まって、僕は壊れていく。

 愛してるから、なんて。


 そんなもの、全ての理由にもならないくらい。

              
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