過去版・妄想小説2*
□●永遠●
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●永遠●
「よかった・・・・・・・お元気そうですね。」
「ええ、おかげさまです。」
「キラは、今どうしています?」
「・・・・・浜で、子供たちと遊んでいます。」
「少しだけでいいんです。話を、しませんか?」
「はい。構いませんわ。」
多忙な合間を縫って訪れた、ラクスとキラの仮住まい。
そこにはラクスしかいなくて、ほっとする自分がいる。
ラクスが俺を促し、お茶を入れるために背中を向ける。
叶わない恋に永遠を。
貴方の唇で封じ込めて。
失恋と呼ぶこの愛を、
自分の中で生かすから