過去版・妄想小説2*
□●the language of flowers●
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●the language of flowers●
ラクスは花言葉に詳しくて。
どうにかして・・・・・・ラクスに追いつきたくて。
花言葉辞典を買ってみた。
忙しい合間に読みふけり、途中で眠ってしまったり。
レポートペーパーに映して、なかなか覚えられない自分にイライラしたり。
そんなことを繰り返しながら・・・・数週間。
結局、マトモな知識を得られないままラクスの元をたずねることになる。
「お待ちしておりましたわ。どうぞ。」
「相変わらずお元気なようで、よかったです。」
「あら、アスランはお疲れのようですのね。」
あっけなく、鋭いところを疲れる。
気付かれてしまったのを慌てると、ラクスは微笑んだ。
「いいえ。私の前でそういった部分を見せてもらえるのは、光栄なことですわ。」
・・・・・・・・・・・不覚にも、胸が熱くなってしまって。
黙ったまま、俺はぎこちなくラクスの後に続いた。