過去版・妄想小説3*

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 言葉では、俺は不器用すぎて伝えられないから。

 ラクスに喜んでもらえるプレゼントを。


 ・・・・・・・・・・・・・・とか思ったけれど。


 不器用な自分に、ラクスの好みや喜ぶものが思いつくはずもなくて。

 花束じゃ、いつものこと。
 ハロじゃ、なおさらいつものこと。

『ラクスの誕生日、俺と一緒に過ごしませんか?』

 約束だけはしているから。

『ええ、アスランと一緒にいられるなんて、光栄ですわ。』

 嬉しそうに頷いたラクスの笑顔を思い出して。

 確実に迫ってくるラクスの誕生日が怖いくらいに重苦しかった。

               
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