過去版・妄想小説3*

□●僕の手が届くまで●
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●僕の手が届くまで●


「ラクス、ラクス?」


 どうなっちゃったんだろう、僕は。

「ね、トリィも探してくれる?」
「トリィ、トリィ!」

 目が覚めて、廊下に出て、リビングへ降りて。
 ・・・・・・・・・・そこに、香りが無くて。
 どんな香りかといわれたら分からないけれど、とにかくそんな。


「ラクス・・・・・・・・・・。」


 ラクスが、見当たらなくて。

 僕はふらりとリビングを出た。

            
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