沖神銀に15のお題

□保護者
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『銀ちゃんのバカ〜っ!!』

鼓膜を突き破りそうなくらいの大声を出して、神楽は万事屋を飛び出した。


「っ・・何だっての…」
俺はただ単にさァ…












事の始まりは他愛もない会話から。
「ねェ、銀ちゃん」
「あ〜?」
「丑三つ時って何時の事?」
「はぁああ?!」
突然の神楽の質問に驚く銀時。
見れば神楽は手にわら人形を持っていて…
「か…神楽ちゃ〜ん?ソレは何に・・・」
「コレ?お願いに使う道具アル」
とても嬉しそうに満面の笑みで答える神楽…凍りつく銀時。
「前にアイツが持ってたネ。姉御に聞いたら『丑三つ時に樹に打ちつけてお願いするのよ〜』って言ってたアル」
だからその時間が知りたいヨ、と銀時に尋ねる。
「だっ…ダメだ!こればっかりは教えてやれねェ」
「どうして?」
「どうしてって……・・大体よォ…お前は何をお願いしたい訳。ぁ、どーせ腹いっぱい酢昆布とかなんかそんなんだろうがよォ」
「っ…銀ちゃんのイジワル!!銀ちゃんのバカ〜っ!!」
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