沖神銀に15のお題

□意外
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今まで見えて来なかった一面を見た瞬間−



ふいにココロが揺れる。




そんな時…


零れる言葉は―――










『  意 外  』









「待ちな!チャイナ娘!!今日こそ決着つけましょうや!!」

「待てって言われて待つ訳無いヨ!!お前バカデスか〜?」

「バカって言った方がバカなんですぜィ」

「それはこっちの台詞ネ!!」

沖田と神楽。
二人は花見の件以来、出かけた先で顔をあわせる度−常に−こんなやり取りをしていた。
暗くなるまで…または土方や銀時が来るまでこのやり取りは続くのだが、毎回決着はつかずじまい。
それゆえにあう度にこうなっていたのだが…














「待つアル!!!」

追いかけ合い、いつの間にか街外れの川辺まで来ていた時神楽が叫んだ。

「待ったはナシ…なんじゃねぇですかィ?」

何を今更、と沖田はじり、と神楽に迫る。




「違うヨ!!あそこ…猫が溺れてるアル!!」

神楽が指さした先は川の中。
流れに引っかかった小さなダンボールの中に子猫が居る。
ダンボールはもう水に浸かっている様でこのままでは沈み、流され猫は……
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