沖神銀に15のお題
□年の差
1ﾍﾟｰｼﾞ/5ﾍﾟｰｼﾞ
それはどうやっても変わらない事。
努力しようとしまいと決して埋まらないモノ。
そんなどうしようもないものだから…
気にしない方が“賢い”生き方なんじゃないだろうか。
『年の差』
「ねぇねぇ、銀ちゃんは何歳アルカ？」
大事な話がある、と言われ何かと思えば神楽の口から出たのはこの言葉だった。
「…ハァ？」
「だからっ、銀ちゃんの年アル!」
唐突な質問にあっけにとられている俺にも構わず神楽は着流しの袖をひっぱりながら尋ねる。…あんまひっぱるととれちゃうんですけど。
「ちょ…ちょーっと待て、落ち着けやコラ…何で急にそんな事聞くんだよ？」
神楽が質問してくるのは今日に始まった事じゃないし、今まで色んな事を聞いてきた。
（新八が真面目に教える時もあるけど、お妙がテキトーな事教えてたり、ＴＶからいらん事ばっか覚えてくるからアイツの知識は不安なもんがあるんだが；）
けどそれは大体政治とか一般常識とかそうゆう全体を見るような質問で…
「何で急に銀サンの年齢なんて聞くんだよ？」
「何でもいいから早く答えるネ。」
番傘を構え拒否したらいますぐ発砲しそうな体勢で神楽が迫る。