沖神銀に15のお題
□夜遊び
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「…おき、た…」
「総悟でさァ」
俺は目の前で俺の履歴書と俺自身を見比べる女に言った。
「それくらい言われなくてもわかるわよ、バカにしないで、ボウヤ」
膝の上に乗せた小さな白い犬を撫でながら女が言う。
綺麗な笑顔を見せてはいるけど、それには本気の殺意がこもってる。
「それで…俺の採用はどうなんですかィ?」
話を本題に戻しやしょうや、と俺が言うとそらしたのは俺のほうだと言わんばかりの顔で「そうね」、と女は呟いた。
「いいわ、明日から来て頂戴。くわしい事は新八に連絡させるから。」