沖神銀に15のお題

□年の差
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「あーっと…わーった!わかったから、落ち着け、な?」

ぽすんと頭を撫でながら言うと頬を膨らませながら、こくりと頷いた。





やっべーよ、ホント。

いつもの神楽はこんなんじゃ確実に落ち着かない。
普段ならおとなしくしろとでも何とでも言ってやるんだけど、こいつがこんなじゃ調子も狂っちまうっつーの。






「なーにがあったんですかー…神楽ちゃんはァ?」

自分の隣に座らせた神楽の頭を撫でながら訊ねると、俺にもたらかかりながら呟いた。






「私と銀ちゃんは…歳がたくさん離れてるから…だから銀ちゃんは私なんて相手にしない、って。」

いつか、銀ちゃんは違う人―私じゃない人と一緒にいる。
何年でも先までずっとずっと 私が銀ちゃんのそばにいさせてもらえる保証なんてどこにもない。


そこまで言うと神楽はうなだれた。




「…ここにいるかどうかはお前の問題だろォが」
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