ミルクコーヒー3杯目

□その行為の先にあるもの
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「あーっ」
レギュラー全員が集まったお昼の屋上みんなが昼食に手をつけようとしている最中いきなりジローが大声をあげた
みんなそちらを見て驚いている
「なんだよジローびっくりすんだろ?」
唐揚げを頬張りながら岳人がしゃべると「お行儀悪いで?」と忍足が言う
いつもの光景
しかしいつもと違うのは眠ってないジローと鳳の手にあるお弁当箱だ
「それどうしたのちょうたろー」
「えへへ・・・これ宍戸さんが俺の為に作ってきてくれたんですよ」
「あーバカ言うなよ」
にこにこと幸せそうに長太郎が笑い
宍戸は赤くなってそっぱを向いた
「愛妻弁当じゃん!鳳やるーっ」
ニヤニヤ笑い岳人が冷やかすと「羨ましいわー」と忍足が加勢する
「こいつ餌やりたくなんだよなー」
宍戸が呟いた
「ぶっ・・・犬扱いかよ」
宍戸の台詞がよほどツボに入ったのか岳人は笑い転げている
「ひどいっすよ宍戸さん〜」
鳳は涙目になって大きな体を丸めてすねている
そうゆうところが犬っぽい・・・
いじけながらもしっかり餌もとい愛妻弁当をほうばっている




「でもさ〜餌付けって独占欲のあらわれって聞いたことあるC〜」
とゆうジローの呟きはこの騒ぎに掻き消された



この話を聞いた長太郎が犬のように宍戸にまとわりつくのはまたあとの話





おわり。




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