novel1-2

□大佐の師走U
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大佐:物心ついた頃から興味はあって、独学で一通りは使えるようにはなった。本格的に師匠について学んだのは軍に入隊を具体的に考え始めてからのことだな。

編:大佐の繰り出される焔は凄いらしいですね。私は残念ながら直に拝見したことはありませんが。

大佐:ああ、焔を専門に扱う錬金術師が周りに少ないから物珍しいだけだろう。(笑)

編:またまた、ご謙遜を。(笑)

大佐:たまたま焔との相性が良かったみたいでね。できればあらゆる方面で万能にありたいのだが。

編:素人の目から見ると、焔が操れるだけでも素晴らしいことですよ。ところで、大佐は去年東方司令部より中央へ異動されて来られた訳ですが、何か大佐ご自身に変化等ございましたか?

大佐:そうだな…。東部と中央は違う意味でどちらも忙しいな。特に中央に来てからはデスクワークが極端に増えたよ。おかげで運動不足気味だ。(笑)

編:そうなんですか?

大佐:だから特に野外訓練等は積極的に行うようにしている。今まで以上に食事のバランスにも気を使うようになったよ。

編:そろそろ、温かい愛情のこもった料理を作ってくれるお相手が必要なのでは?

大佐:どうかな。軍人相手には難しいんじゃないのかな。(笑)
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