SEASON.Hver

□SURPRISE PARTY
1ページ/31ページ






俺は天才だから。





わからないわけだ。








世の中は、才能がある人間、ない人間2種類で分けられる。








そんなもんだろう。








理解し合うにも全ての常識や観点が違う。








俺がどうしたいかなんて誰もわかんねえわけだし、俺が行動する理由すらパンピーにゃ理解できない。






『理解』『協力』『愛情』『援護』






そんなもんあるわけない。






他人と分かち合うもんなんざねえ。






俺には才能を利用して功績を上げ、他人を利用すると同時に実は利用されるしか選択肢が無いわけだ。







凡人の代表の兄貴雲水が言う。





「何でいつもお前はそうなんだ。お前には素晴らしい才能があるのに。それを上手に生かせ。」








何もわかっちゃいねえ。






結局、羨ましい雲の上の存在の視点で俺を見るお前に何がわかる。






ホラ、親だって俺なんざほっといても大丈夫だってツラ。






NFLでも何でもラクショーでしょう。違ってもうまくやれるさお前なら。











…………………………………クソ食らえだ。





_
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ