小説@
□★雨曝(あまざら)し。
1ページ/19ページ
毎日の修行で疲れがたまっているせいか、ホロホロは昼時まで眠っていた。
「ん‥。もう、こんな時間なのかぁ〜‥」
眠い目を擦りながら時計を見ると、既に朝の時間帯ではなかった。
* * * * *
蓮の姿を探してみるが、当の本人は何処にも居ない。
「お〜い! れ〜ん! 居ないのか!?」
何度も呼んでみるが、一向に見つからない。
「あいつ‥。いったい何処に行ったんだ?」
色んな場所を探したが、結局蓮は見つからなかった。
部屋に戻ってみると、テーブルに一枚の紙が置いてある事に気付く。
「あ? 何だコレ?」