小説@

□★夏祭り。
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日も沈み、満天の星が空に輝く夏の夜。




「れぇ〜ん♪」





部屋の扉を勢い良く開けて、いつもの様に蓮に抱き付くホロホロ。





「何だ? 読書中くらい静かに出来んのか?」




ホロホロに構わず、読みかけの本から目を離す事なく問い掛ける。





「今日、お祭りがあるんだけどさ‥これから一緒に行かねぇか?」




ホロホロは、蓮が読んでいる本を取り上げた。





「あっ、オレは‥別に‥//」 




蓮の表情を見る限り、嫌ではなさそうだ。         




「別に、何だよ‥?」    



蓮の口から自分の望む言葉を聞きたくて、話の先を促すホロホロ。





「ぁ‥いや‥その‥」    




照れ屋な蓮が、自分の口から本音を語るはずがなかった。
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