小説@
□★罪と罰(ハオ蓮)
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日頃の修行で疲れてる所為か、昼食を終えた蓮は眠ってしまった。
「ん‥。ホロホロ?」
眠い目を擦りながら、愛しい人の名を呼ぶ。
「やぁ、目が覚めたかい?」
目の前に居たのはホロホロではなく、宿敵ハオだった。
「何故、貴様が‥」
「どうして僕が此処に居るか聞きたいの?」
蓮が言おうとした事を先に口にしたハオ。
「‥確か、読心術が使えたんだったな」
「『霊視』って言った方が正しいかもね」
険悪な雰囲気を醸し出している蓮に対し、ハオの表情は穏やかなままだった。