小説@
□★夏祭り。
2ページ/19ページ
「祭り、行くんだろ?」
ホロホロが言うと、蓮は素直に頷いた。
「そうと決まれば‥」
ホロホロが蓮の手を引いて部屋を出ようとした時
「あら、ホロホロ君と蓮じゃない♪ 2人ともどうしたの?」
偶然か必然か
2人は潤と鉢合わせてしまう。
「ね‥姉さん!!////」
蓮は慌ててホロホロの手を離した。
「こんな時間に、2人で何処に行くのかしら?」
明らかに蓮の反応を楽しんでいる潤。
「あ、えっと‥お祭りがあるから、これから2人で行くんですよ‥。な、蓮?」
慣れない敬語を使うホロホロ。
その姿はどこかぎこちない。