OTHER
□お
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同じように
1回上がった私の気分
でもずっと上がり続けたまま。なんて訳がない
「檜佐木副隊長ーっ」
「おお。さっきの書類出来たか?」
檜佐木副隊長はそう言って呼んだ女死神に笑顔を向けた
「はいっ!
誤字脱字は無いはずですから!!」
「さすがだな、ありがとう」
そう言って、女死神の頭をクシャクシャと撫でた
「いえっ!!
檜佐木副隊長のお願いでしたら、これくらいしますよ」
少し顔を赤らめて頭を下げた女死神は退室して行った
その一部始終を見ていた私は何とも言えない感覚を覚えた
つまらない―?
悲しい―?
怒ってる―?
よくわからない感覚だけが残ったが冷静によく考えたら"嫉妬"だと気づいた
嫉妬なんて――
別に付き合ってる訳でも無いし
もちろん、私だけの副隊長。だなんて訳でも無い
ただ、ちょっと心配して貰っただけで舞い上がってバカみたい。
ため息を吐いてまた書類に向かう
ぼやけた視界に泣いてる事に気が付いた
(仕事中に、人が居るのに色恋沙汰で泣くなんてホントにバカみたい)
続く。
激短編集5-3終わり
名前変換無くてスイマセン!
presentation by小邑海花
[2008.11/05]