□あん○んまんとばい○んまんなの?
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決意を固めて、ばい○んまんが手の中のせんべいの最後の一欠けらを口に放りこんだその時でした、いきなりばいきん城の壁が打ち破られたのです。
「許さねェぜィ!ばいきん○ん!!」
「何をだァァッァ!?」
崩れる壁の向こうから姿を現したのは赤い服に茶色のマント、さらさらの薄い茶色の髪に愛らしい顔立ちのあん○んまんこと、沖田でした。
その姿を見るなりばいきん土方は反対側の壁にべたっと背中を貼り付ける程に距離をとり、それでも律儀にツッコミをいれました。
それもそのはず、このあんぱん沖田という男はその愛らしい容姿と裏腹にものすごい原黒サディストなのです。
そして、この男、特にばいきん土方を苛める事が大好きなのです。
ばいきん土方逃げ出すのも無理無からぬ事でしょう。

「うるせーねィ…あんたがとっとと悪さしに来ねェからわざわざ出向いたんじゃねェかィ…。あんたを退治して美味しく頂いた上にみんなから感謝さんのが俺の仕事なんだから早いとこ出てきて下せェよ」
「何その物凄く身勝手な理屈っ?!」

つかつかとためらい無く間合いをつめてくるあんぱん沖田にばいきん土方は怯えた瞳と、手にしていたまよねーずシューターの銃口を向けました。
「来るんじゃねェっ!!」
しかしあんぱん沖田はそれがどんな銃かも知っていますし、ばいきん土方が自分に本当に歯向かう事も、まずない事を理解していましたから怯む事はありません。
一向に止まることの無いあんぱん沖田の歩みにばいきん土方は思わず思い切り引きがねを引いてしまいました。
土方の反撃など予測もしなかったあんぱん沖田の顔面に細く絞られたマヨネーズが噴射されます。

とは言っても、所詮はみんなのご飯を美味しくするトッピング用の銃、ダメージなど全く与えられません。
「…くっ…ど○んちゃん!まよねーずランチャーだっ!!」
顔からぼたぼたとマヨネーズの落ちた、あんぱん沖田の目の恐ろしい事恐ろしい事…
ばいきん土方は仲間であるどきん高杉に助けを求めました。
強大な威力、絶大な破壊力を誇る対あんぱん沖田用武器…まよねーずランチャー…。
それさえあればこの状況を乗り切れるかも知れません。
しかしどきん○ゃんの反応がありません、ばいきん土方が横目にそちらを見ればどきんちゃ○はあんぱん沖田と一緒にやってきたらしいしょくぱん○んを口説いていました。
「ちょっとォォォォ!!?ど○んちゃァァァァん!!」


「だから食ぱ○まん様よォ…俺とセックスしよーぜェ?」
しょくぱん○んの首に腕を絡め、体を寄せるどき○ちゃんは笑みを作ったその瞳で食○んまんを見つめました。
「様付けな割には尊大な態度だな…」
「構わねェだろ…別に」
唇をぎりぎりまで寄せて甘くとろける声で囁くどき○ちゃん…
もう完全に世界を作り出しているどきん○ちゃんはあてになりません。

何とか逃げるしか無いとあわてるばいきん○んが背中に生えた羽で飛び立つものの、動揺したばいき○まんをねじ伏せるくらいわけありません。
マントの力でふわりと飛ぶと、相手の足をむずと掴んでベッドへと叩き落としました。
柔らかいベッドに跳ね返って、沈む体をやすやすと組み敷いて、あんぱん沖田はその手に握られた銃を奪い取ってしまいました。
手際よく後ろ手に手を纏め上げ、ばいきん土方の着込んだ真っ黒な服を引き剥がしていくと真っ白な肌が露になりました。
「だっ…!?やめろコラっ!!」
ズボンをひき下ろしてその双丘を剥き出しにすると冷たい銃口をその後孔へとあてがうあんぱん沖田に、ばいきん土方はひっと息を飲み、首だけひねって後ろを振り返りました。

「…っま、まさか…」
「その、ま・さ・かv」
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