幻想冒険記1
□幻想冒険記1
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静な空間が存在した。
何も無い訳では無いが、何かが、起こる事も無かった。
ある時、空間に僅かな動きがあった。
その波紋は、少しづつ大きくなり、やがて全てに影響を与える波となり動きだした。
いつしか、空間のある所に五つの世界が生まれた。
天帝、神、天使等を主として存在する、天神界。
悪魔、妖怪、魔物等を主として存在する、妖魔界。
精霊、妖精、幻獣等を主として存在する、精幻界。
死者が、帰り、生まれ変わるまで住む、冥霊界。
時の流れの中、数多の進化があり、数多くの種族と命が、不確かに存在し、混沌とした、現世界。
五つの世界は、必然か偶然か、だが、お互いを認識するようにして出来た。