リレー小説ブック

□導きの陸1
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ふと、俺はカバンに目が行った。
(そういや、図書館に本返さなきゃいけなかったんだ……)

俺のカバンの中には、先週図書館から借りた一冊の本が入っていた。
返却期限は……今日だ。
(めんどうだけど…仕方ないか)

俺は、頭をボリボリ掻きながら校舎から出ると、その足で図書館へと向かう。

ちょうど校門をくぐる時だった。強い視線を感じ、俺は自転車を止める。
「……?」

あえて後ろは振り向かず、相手の動向を探る……が、既に視線は感じられない。
俺は気に留めない様にしながら再び図書館へと向かった。
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