嗚呼、駄文
□†ほんの小さな恋心†(TOS)
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ふと、クラトスの目がプレセアの膝に向いた。
「……怪我をしているのか。」
「はい、先ほど転んだ時に擦りむいてしまって……」
「………」
クラトスはプレセアの側にしゃがむと、擦りむいた箇所に手を翳した。
「ファーストエイド。」
暖かい回復の光が、みるみる傷口を塞いでいく。
「あ……」
「……大した怪我ではなさそうだが、一応、リフィルに看てもらったほうがいいだろう。」
「はい……。ありがとうございます……、先ほども、助けていただいて……。」
「いや……礼には及ばん。」
フ…と微笑むクラトス。
その優しい表情に、プレセアの心臓がドキッ!と跳ね上がった。
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