*灰かぶり*

□灰かぶり
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有名なシンデレラのような魔法使いやかぼちゃの馬車、ガラスの靴は出てきません。
私達が知っているのは、グリムではなく、フランスのペロー版「サンドリヨン」です。
フランスの方がやはりロマンチックですね。
ドイツのシンデレラはあっさりしています。

灰かぶりの母が「願い事があったら揺すりなさい」と言ったの木は「はしばみ」という木です。
この木は子供が生まれた時「生命の樹」としてよく植えられました。
はしばみには、ある種の呪術があると考えられていました。
フランク時代、土地等所有物権の譲渡に当たり、新しい所有者に草木や小枝を渡しています。
そこから小枝には「分け与える」という意味があるのです。
ですから、灰かぶりが母から木を受け取ったことは、母の遺産を受け継いだことを示しています。
そして、はしばみの木が何年か経って大きな樹木に成長するのは、
その遺産が母方の管財人の手で運用され、大きく増やされたことを暗示しているのです。
灰かぶりに素敵なドレスや、馬車が与えられたのは魔法使いのおかげ
ではなく、彼女の名付け親(後見人)のおかげなのです。

靴もガラスではなく、金の靴です。
また、王子は階段にタールを塗っておくという、結構こそくな手段を
使っていて、ちょっとどうなの?と思ってしまいますがね。

そして、靴の持ち主探しが始まるのですが、2人のお姉さんが足を切り落としてでも、
その幸福を手に入れようとし、その執着は凄まじいです。
そもそも、靴が合わないということは、その幸福は他人のもの
ということなのだから、姉達は、この幸福を手に入れる資格はないのです。
結局は、姉達は偽者だと白鳩に知らされます。
(その前に、王子気付けよって感じだけど・・。まあそこは、お伽話だからしょうがないか。。)

この白鳩達は度々灰かぶりを助けていますし、初版にはありませんが、
決定版では最後、2人の姉さんは灰かぶりの結婚式に行き、
白鳩に両目をつつかれ失明するというくだりが付け加えられています。
やはり、主人公をいじめる悪役が何の罰も受けないのはよくない
という意見があったのでしょう。
白い鳥は、神の使いの役割を果たしているのです。
だから、こういう事が出来たのです。

ただ、いじめの元凶は継母だったはずです。
姉達はどちらかというと、継母のおまけのようなものです。
なのに、この継母には何の罰も描かれてません。これはどういう事なのか?と思います。
もちろん、その後は不幸だったと思いますが。

ところで、灰かぶりの靴は小さいサイズですよね。灰かぶりの足はさぞ小さかったことでしょう。
私はこれで、中国のてん足を思い出しました。ヨーロッパではてん足の習慣は無かったでしょうが、
やはり、高貴な人は足がでかくてはダメなんですかね。
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