ワンピ長編夢Ⅱ
□巫女と海軍と指輪
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そんなルフィ達にスモーカーは今まで気に掛けていた疑問を投げ掛ける。
「お前等どこまで知ってるんだ。
クロコダイルは一体何を狙っている…！」
「！？」
「クロコダイルの傍らにいた女…。
あいつは世界政府が２０年追い続けてる賞金首だ。
額は確か７千万を越えている…！」
「７千万？！」
「クロコダイルと変わらない額…！」
スモーカーが伝えるミス・オールサンデーの情報に驚くウソップとナミ。
ティアラも踊りながら、その話に耳を傾けている。
「あの二人が手を組んでた時点でこいつはただの国盗りじゃねぇ。
放っときゃ世界中を巻き込む大事件にさえ発展しかねねぇってこった。」
スモーカーは葉巻を吸いながら、クロコダイルとミス・オールサンデーの驚異を語る。
「大佐さんよ…甘いね。それだけじゃねぇんだな。
それに“ある人物”が加われば確実に世界は終わることになるぜ。」
「誰だぁ！？」
「何ッ？！」
突然部屋の入り口から聞き慣れない声がする。
全員がそちらを振り返る。そこには…。
「お前！！」
「青虫の仲間の…！？」
そう。
またも現れたゼウス一族。エアに続いて現れたのはその親友のレオ。
ティアラは舞いながらレオを一目見る。
だが。舞いを止めない。
「ティアラ様。
エアがここに来たはずだ。どこにやった！」
レオがティアラに偉そうに聞いてくる。
ティアラはそれにシレッと答える。
「そこら辺に捨てた。」
「はぁぁッ？！
“捨てた”だぁぁー？！」
「うん。」
さらりと言ってのけるティアラに怒りが沸き立つレオ。
そのレオを煽るようにルフィがさらに付け加えた。