ワンピ短篇夢U

□争奪★愛しい人の唇
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間接キスを逃した五人。
あれだけのことで
愛しい名無しさんを諦めたりはしない。


またも彼らは
名無しさんがいないのをいいことに動きだした。




サ:「名無しさんちゃんのキスを賭けて“これ”で勝負だ!!」

チョ:「トランプか?」

ゾ:「くだらねぇ。男の真剣勝負がカードゲームかよ!」

ル:「ケンカは駄目だって名無しさんは言ってたからな。おれはどんなもんも受けるぜ!」

ウ:「トランプか。まぁ!カード王と呼ばれたこの俺には楽勝な勝負だ!」

サ:「やらねぇ奴はいいぜ。俺が名無しさんちゃんの唇を奪う所を指食わえて見てんだな!」

ゾ:「んなことさせるかぁ!!いいだろう!やってやるぜ!トランプ!!」



男部屋で渦巻く欲望。



彼らは
愛しい人の唇を守るため、いざ決闘の場へ。



チョ:「で?何するんだ?ババ抜きか神経衰弱か?」

サ:「止めろよ。チョッパー。愛しい唇を賭けた勝負にそれはないぜ。」

そもそもトランプで決めるほうがどうなんだ。

ル:「何かあんのか?」

サ:「真剣勝負と言ったら“ダウト”だ!!」

ゾ:「嘘当てっこのどこが真剣なんだよ!もっとマシなポーカーとか…」

ウ:「ふっふっふ。解ってないなゾロ。
“ダウト”こそ簡単で難しい駆け引きが存在するのが解らないのか!あれには己と己の良心と戦い、なおかつ敵を欺かなければならない過酷な…!」

ゾ:「はいはい。」
ル:「何でもいいよ。」
チョ:「早くやろう!」


ウソップ凹む。
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