ワンピ短篇夢U

□あなたが一番
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「チョッパー。名無しさん…知らねぇ?どこにもいねぇーんだけどよ。」

「名無しさんはルフィと買い物行ったぞ。」

「ルフィと?…船下りてたのかよ。」

「珍しいな〜名無しさんがゾロから離れるの。」

「あ?…あぁ。」



そりゃあ〜ケンカしてんだよ。当たり前か。
…相当怒ってんのか?
名無しさんのやつ…。


「みんなもいないぞ〜。
俺が船番だから、ゾロもどっか行ってきていいんだぞ?……あれ?」


チョッパーの目の前に居たゾロはすでにいない。


「ゾロ…。速いな
“いってきます”くらい言えよ。」














その頃。名無しさん。
ルフィと一緒に楽しくお買物。


「名無しさん!これ何だ!?すげぇー!!」
「これは…うーん…何だろうね〜!!」

「これも見たことねぇ!!面白いなぁ〜この町!」


ルフィは雑貨屋さんの珍しい商品にはしゃいでいる。名無しさんも笑ってはいるがどこかうわの空。


「ルフィ。私お店の外で待ってるね!」
「おぉ!おれコレ買ってから行くから待ってろよ!」


名無しさんはお店の外に出てルフィを待った。
お店の曇りガラスに寄り掛かりため息を吐く。






ゾロ…
今何してるかな〜。


船にいるのかな。
昼寝かな?
お酒飲んでたりして。



怒って…るよね。


きっと
私のことなんて
考えてないよ…。






「はぁ〜…。」



考えるのはゾロのことばかり。
そんな名無しさんに近づく怪しい影。
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