ワンピ長編夢Ⅰ
□ルフィが死んだ
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「おい！…ティアラ。もう離せ。」
「迷子になるから。」
公園を出てから。
まだ繋がれている手。
《こんなのアイツ等に見られたら何言われるか…》
ゾロは慣れない状態にハラハラしていた。
「…しかし。
ずいぶん人気が薄れて来たな…」
「歩きやすい。」
てく…
てく…
「お！」
ゾロ達の前方から、ウソップとサンジ。
「あ。」
そして。
左からはナミ。
「！…」
「あ、皆。」
何たる偶然。
一瞬で一味が揃う。
「あぁ…！！？
クソマリモ！！てめぇ、何ティアラちゃんと手なんか繋いでんだよ！」
「！？」
「…」
ぐい…！
勢い良くティアラとゾロを引き離す。
そのままティアラはナミの元へ。
「やかましい！！
関係ねぇだろ…！！…ほっとけ。」
「何だとコラァ！！」
「サンジー！しっかり持てよ！！」
サンジと一緒に担いでいた大きな魚に、ウソップは潰されかけている。
「ナミ。
洋服…沢山買ったね。」
「勿論♪
ティアラにも買って来てあげたから♪」
「私に？…ありがと！」
「いいの、いいの。」
ナミの気遣いに、ティアラは喜んだ。
「で？…アイツは？」
「…ルフィ？」
「死刑台を見るって…言ってたわよね…？」
「死刑台のある広場って、ここじゃねぇのか？」
全員にふと…不安がよぎった。