ワンピ長編夢Ⅱ
□巫女と兄弟と白ひげ
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ナノハナ。
海軍本部のスモーカー大佐に追われていたルフィ達。
その危機を。
白ひげ海賊団の二番隊隊長のエースに助けられる。
その難を逃れ、無事にメリー号へ乗り海上にいる。
「兄ちゃん！？」
「さっきの奴はお前の兄貴なのか！？」
メリー号甲板。
ルフィからの衝撃告白により、全員が驚きの声をあげていた。
「ああ。エースはおれの兄ちゃんだ。」
「何で兄貴まで“偉大なる航路”にいるんだ。」
《…つーか。
ティアラ遅ぇーなぁ…、何やってんだ…！》
「海賊なんだ。
“ひとつなぎの大秘宝”･ワンピースを狙ってる。
エースはおれより三つ上だから、三年早く島を出たんだ。」
ルフィは兄であるエースを皆に紹介する。
そんな中。
ゾロだけは聞いてる様で聞いてない。
そわそわ…
「！…、…」
《何で…
まだ来ねぇーんだよ！
あの兄貴、大丈夫なのか！ティアラ……！》
全く落ち着かない。
ゾロは何度も町の様子を気にしていた。
「それにしてもビビッた！エースも悪魔の実を食ってたとはなぁ。
昔は何も食ってなかったからな。それでもおれはさー勝負して一回も勝った事なかった！とにかく強いんだ！エースは！！」
「あんたが一度も！」
「やっぱ、怪物の兄貴は大怪物か。」
ナミとウソップが零す。
「そ～～～さ！！
負け負けだった！おれなんか！だっはっはっはっはっはっ～！！でも今やったらおれが勝つね。」
ルフィは、後ろに反り返りながら大声で笑った。
すると。
その背後に人の影が。
バ……！
「お前が…！
誰に勝てるって？」
それは。
海面からジャンプして、メリー号に乗り込んで来たエース。