ワンピ長編夢U
□仲間だろうが!!
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昨晩は、ユバで一休みしたルフィ達。
早く起き、反乱軍が移動したというカトレアに向かうための出発準備。
「ティアラ!
朝よ〜!起きなさいって。聞いてる〜?」
「ん…、…!」
ティアラはナミに起こされるが、眠たい目を擦り、まだベッドから離れない。
「置いてくわよ。
早く目を覚ましなさいって♪こら。」
「…ん。」
ナミはティアラの額を軽く叩いた。
ティアラは額を擦りながら、やっとベッドから下り部屋を後にする。
ティアラはその足で、顔を洗っているウソップ達の所に向かった。
「ティアラちゃーん♪
おッはよ〜う!」
「おう!ティアラ!
何だ、お前〜まだ眠そうじゃんか。」
「つーか。
目開いてねぇーし。」
ふらふら、と。
ティアラはルフィ達の所にやって来た。ウソップの言う通り、目は閉じたままで。
「ティアラちゃーん♪♪そのまま、真直ぐ歩いて来て下さぁ〜い!!」
「…」
サンジは目をハートにし、大きく両腕を広げティアラの進路の先で待っている。そこへ、あと数歩という距離までやって来たティアラ。
「さぁ♪
俺の胸の中においでませぇ〜!ティアラ姫♪」
ぶち…!
「おらぁぁッ!?
手が滑ったぁぁあッ!」
「え、…!?」
ゾロの大きな声と同時に、サンジの頭にチョッパーが投げ飛ばされ、直撃。
「…い、痛ぇ…!?
何すんだ!!マリモ!!コラァッ!」
「そうだ!ゾロッ!?
何すんだよ!!」
サンジとチョッパー。
二人が一斉にゾロへ猛抗議している声に、ティアラがやっと目を覚ます。
「…何してるの?」
「何でも。」
《はぁ…、危ねぇ。》
ゾロのティアラ警護は、早朝から厳しかった。