昔の詩
□心
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「言葉 」
真っ白な雪。
今日は寒い。
朝起きて、いつもどおりに支度をする。
「いってきます。」
返ってくる言葉はない。
パタンとドアが閉まったら今日はいつもと違う景色だった。
「いってらっしゃいませ。」
布を巻いただけの格好に装飾したかんじの服装の男。
(インディアンか?)
っておもったけれど、日本人っぽい。
それ以外は同じ光景。
男はにっこり笑って私の姿が見えなくなるまで手を振っていてくれた。
私は男の姿が見えなくなってから手をふって、いつもどおりに歩いた。
あの時にみたあの、明るい光はなんだったのだろう。。