REBORN!

□□創られた道□
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新聞から目を離さずに、さも面倒くさいと言いたげに受け答えをするのみ。


愛想の欠片もない恋人に深く溜息を吐いた。




呼び出した本人が居なくては話にならない。
仕方なくベッドに腰掛け、ポーッと天井を見つめる。



「あのさ、」
「あ?」
「ツナさん、いつ頃戻るかな?」
「多分、2時間は戻らないぞ」



ニヤリと、何かを企んだような笑みを向け、リボーンは俺の隣に移動する。
そして首筋を撫で、髪に高い鼻を埋めた。
髪に息がかかる。



「今オフィスには今朝仕事から戻った山本と待っていた獄寺が居るからな」
「え?二人が??」
「あぁ。だから堂々とオフィスなんかで愛を確かめ合ってるってわけさ」
「……ッ//」



聞いた自分が馬鹿だと後悔する。
俯いているとベッドがキシリと音を立て、視界が歪んだ。
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