★優雅の駄文小説。
□愛の形
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Side:tetsu
俺はお前に睡眠薬入りのお酒を飲ませた。
そして昏睡したお前の瞳に黒いアイマスクを、口には猿轡をし…、ごめんな?
手には手錠、足には足枷をかけさせてもらった。
自由を失ったお前の身体を持ち上げ、大きなトランクの中に押し込めた。
そして2人だけの楽園へと向かった。
目覚めたらお前は大きな屋敷の大きな鳥籠の中。
俺が悩みに悩んで選んだオーダーメイドの金の鳥籠。
ほんまは檻でもよかってんけど、お前は天使やから鳥籠が似合うと思ってん。
出入口には頑丈な南京錠。
お前が鳥籠から飛びたってしまわないように…。
俺だけの天使にするために…。
起きたら君は怒るやろか?泣くやろか?
それとも俺を哀れみの目で見る…?
どれだって構わへん。
いずれ君は俺を理解してくれて、必ず微笑んでくれる筈やから。