★優雅の駄文小説。

□愛の形
1ページ/7ページ

Side:tetsu

俺はお前に睡眠薬入りのお酒を飲ませた。

そして昏睡したお前の瞳に黒いアイマスクを、口には猿轡をし…、ごめんな?
手には手錠、足には足枷をかけさせてもらった。

自由を失ったお前の身体を持ち上げ、大きなトランクの中に押し込めた。

そして2人だけの楽園へと向かった。

目覚めたらお前は大きな屋敷の大きな鳥籠の中。
俺が悩みに悩んで選んだオーダーメイドの金の鳥籠。

ほんまは檻でもよかってんけど、お前は天使やから鳥籠が似合うと思ってん。
出入口には頑丈な南京錠。

お前が鳥籠から飛びたってしまわないように…。

俺だけの天使にするために…。

起きたら君は怒るやろか?泣くやろか?
それとも俺を哀れみの目で見る…?

どれだって構わへん。
いずれ君は俺を理解してくれて、必ず微笑んでくれる筈やから。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ