★優雅の駄文小説。
□『届かない想い』
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Side:hyde
「なぁ…抱かせてくれへん…?」
「…面倒くさいこと言ったりせぇへんならええよ…。」
それが……俺らの始まり……。
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「はっ…ん…」
「なんや今日はえらい余裕ないなぁ?こんな場所やから興奮してるん?」
憎たらしい言葉を吐くこの男が俺が好きになってしまった人…。
ここは部室。
いつものように授業中にメールで呼び出され、いつものように抱かれる俺…。
「ひっ…っああ!」
「かわええ…hyde…」
嘘つき…。誰にでも言うてるくせに…。
容赦なく突き上げられ意識を手放した俺。
意識を手放す瞬間に目に写ったものはkenちゃんの気持ちよさそうな顔。
こんな時、いつも思うねん。
ああ…今は俺だけのもんなんや…、て。
たった一瞬でも幸せに思える。
これで満足。
……俺も嘘つきやな……。
ほんまはkenちゃんの全てが欲しい…。