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「…さて、みんなさぁ、これから任務ってのやってみるんだけどねぇ…」
 「…」

ナツキのとぼけたような言いように、後日改めて集まった3人は目をぱちくりさせることしかできなかった。

 「あれぇ〜? みんな何で反応してくれひんの〜??」

ちょっと困ったように言うその様はまるで、先生には見えないのだが。

 「せ…先生…ちょっと待って。ソレは…いつ決まったの??」

アオイがあきれ顔で問うと、ナツキは苦笑して答える。

  「いやぁ、結構前から知ってたんやけど、忘れてたわぁ〜♪」

  「「「…はぁ…」」」

とえいあえず、4人は任務について話すことになった。

  「…なんていうのかなぁ?? 一言でいうと…『護衛』」

ナツキの短く分かりづらい説明をなんとかすると、こうだった。

 

 

今度行われる、貴族議会で、ある、お家の新しい当主がでてくるらしい。

そのお家というのが、倫でもかなり有名な名家で、御当主はかなり狙われている。

国内のため、他国の神が絡んでくる可能性は0に等しいが、

用心に越したことはないと、お家直々に依頼が下ったのだ。

 

 

  「ボクはねぇ〜コレで君たちの実力を、測ろうと思ってるんやけどねぇ〜」

青い長い髪を指でくるくると巻き取りながら、ナツキがつぶやく。

  「うまくいけば、僕等の評価も、上がるかもしれひんしぃ・・・」

そして、ぱっと手を離すと、

 「で、明日は朝5時ここ集合!!」
 「え〜!!!!!」

次の瞬間、ナツキは消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 
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