綴られた言の葉

□ヲ人形遊ビ
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 薄桃色のドレスを着た、ゆるい金色の巻き髪の女の子。
とっても白いお肌をして、青いお目目はきーらきら。
 私の家にやってきた、お友達。

「ねえお父様、この子のお名前は何にしましょう?」

「 」

「そうね、ルナがいいわ。お月様みたいに綺麗だもの。ねえ、お母様?」

「 」

「そうそう、ルナに私のドレスを着せてあげましょう」

クローゼットから、私のお気に入りのドレスを引っ張り出して、ルナに着せてあげたの。お目目の色と同じ、深い深い青いドレス。
お目目の色とぴったりで、とってもお似合い。

「ねえお父様、ルナったら、とってもこのドレスが似合うのよ!」

「 」

「あっ、せっかくこんなに綺麗なドレスを着たのだから、髪も綺麗にしてあげなくちゃ。ねぇ、お母様?」

「 」

お気に入りの櫛を持ってきて、ルナの髪を梳かしてあげたの。
そしたら、きらきらの青いお目目がもっときらきらして、まるで海みたい。

「さあルナ、一緒に遊びましょ♪……ああ、でももうすぐお茶の時間かしら。お母様のとっておきのクッキーが焼けた匂いがするの。じゃあ、お茶の時間が終わったらお夕食の時間まで遊びましょう♪夜は私のベッドで眠るのよ、素敵でしょう?」

『エル?お茶の時間よ、お庭に出てらっしゃい』

「あっ、お母様が呼んでいるわ。ルナ、一緒に行きましょう!」
お庭ではお父様とお母様が、テー
ブルについて私を待ってる。

「お母様、今行くわ!」
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